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夫婦で探訪 たのしいやさしいエコな暮らし。

Tさん夫妻
◎訪ねたご夫婦 Tさん夫妻(ご主人・自営業51歳/奥さま・主婦50歳)

高松市の中心部にお住まいのTさん夫妻。娘さんと小型犬と暮らす賑やかな日々。ご夫婦の趣味はベランダ菜園。はじまりは奥さまのハーブ栽培でしたが、夢中になったのはご主人でした。まるで子育てをするように、手塩にかけて育てた野菜が食卓を彩ります。
便利で快適な都心生活もいいけれど、もう少しゆったりと自然を感じながら暮らしたい。自給自足とまではいかなくとも、家族で食べる野菜くらいは自分たちでつくりながら。
歳を重ねるごとにお二人の思いは募っています。

おおらかに生きる、ログハウスの田舎暮らし。

凪(なぎ)の海を見渡しながら心地よい海岸線を走り、脇道を少し入り込んだ場所。高松市郊外、瀬戸内海に突き出した半島の高台に、Tさんご夫妻のお友達のお住まいがあります。
25年ほど前に建てたというログハウスは、味わい深い風体。息子さんの夏休みを利用し、一家総出で建てたのだそうです。当時はまだ、ログハウスづくりのノウハウも材料も今よりはずっと手に入りにくく、ご主人があちこち奔走してやっと完成させました。

大きな庭では、数匹の犬たちが、ログハウスの中では、猫たちが、いきいきと暮らしていました。「いつしか住み着いた仲間たち。この暮らしには欠かせない家族だね」と穏やかに話すログハウスのご主人は大の動物好きです。
温もりある木の壁には年代物の柱時計。「主人がずいぶん前に古道具屋で買ってきたんだけど、その時から壊れたまんま」と笑う奥さま。おおらかなご家族の楽しい暮らしぶりが、あちらこちらに感じられます。

自家製の堆肥と貯めた雨水で、家庭菜園。

「ログハウスの田舎暮らしなんて、はじめは家族全員、大反対だったの」そう語る奥さまも、今ではすっかり田舎暮らしの達人。ご近所の方から借りている休耕田で、四季折々の野菜を作っています。
化学肥料を使わず、畑の一角に設置したコンポストで生ゴミを堆肥化して使い、水やりには雨水を有効利用。作業小屋の軒下には大きなポリバケツがあって、雨水タンク代わりになっています。

春は大根や菜花、初夏になるとアスパラやスナップえんどう。
「旬の新鮮なものを食べられるって本当に幸せ。野菜の甘みが違うものね」。
菜園の収穫物を知人への手土産にして、喜んでもらうこともやりがいの一つだそうです。

「最近、ベランダ菜園に夢中なのよ」「やっぱり広い畑が良いんだけど…」というTさん夫妻に、「私も街の真ん中で育った素人だから、もう失敗だらけ。コツは地元の人と仲良くなることなの」。
どの時期に何を植えればいいか、その土地の土質や気候を知り尽くした地元の方に教えてもらったのだそうです。と言いつつ、奥さまは自身でも農作業日誌を9年間書き続けている研究家。「作物と1年間つきあっていくって、本当におもしろいわ」と目を輝かせています。

[ エコライフ豆知識 ] コンポスト雨水タンク

時の流れをゆったりと感じさせる瀬戸内海の情景

振り返ると、時の流れをゆったりと感じさせる瀬戸内海の情景。

微生物の力で生ゴミを栄養たっぷりの堆肥に変えてしまうコンポスト

微生物の力で生ゴミを栄養たっぷりの堆肥に変えてしまうコンポスト

古いポリバケツは、即興の雨水タンクとして活躍

古いポリバケツは、即興の雨水タンクとして活躍。

農作業日誌には農作業に関する反省や改善点が克明に記録されている

農作業日誌には農作業に関する反省や改善点が克明に記録されている。

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